
子どもが海外の幼稚園に通っていて思うこと(先生・園Ver.)

フクトミ@ポーランドです。
ポーランドに住んで3年めになりました。
子供たちは現地の私立の幼稚園に通って約2年。
我が家の場合、日本の保育園や幼稚園にはほぼ通わせることなくポーランドに渡航したので
日本の事情をあまり知りません。
(一時保育を数日間利用したことがあります
友人からの話や見聞きする情報と、
我が家が現地の園に日々通っている様子をみておもったことを書いてみようと思います。
- 先生たちの外見が自由
上の子の担任の先生は、いつも爪がめちゃくちゃキレイ。
恐らくスカルプチャをつけているのかな。指より数センチ長めのネイル。
日本だったら「先生の爪が長すぎて危険」なんてクレームが入りそう。
でも、そんなこときっと誰も言わない からこそ彼女はいつも綺麗な爪で子どもを出迎えてくれる。
一方、
下の子の担任の先生は、髪の毛がユニコーン色?レインボー色でとても綺麗。
最初みた時はびっくりしたが、先生自身の素材が美しいのもあり、とても良くお似合い。
日本の保育園・幼稚園の先生でレインボー色?の髪の毛をした人っておられるんだろうか。
爪の色や髪の色もこんな感じで自由なので、当然服装も自由。
夏はロングワンピースを着ている先生、
中々に派手なTシャツを着ている先生、
もちろんジャージみたいな方もいる。
各先生の個性が光ってて見ているこちらも楽しい。
そして日本でよくみる
「キャラクターのアップリケをつけたエプロン」を見たことがない。
そもそもエプロンをつけている先生をみたことがない。
確かに私服が汚れないからエプロンをつけるのは合理的な面もある。
でも普段あんなに自由な服やメイク、髪型だと、
あのアップリケエプロンは逆に浮いてしまいそう。
- ほぼほぼ定時で退社
我が家は普段、9時頃園に送り届け、16-16半の間に迎えに行く。
2人の担任の先生はお互い勤務時間が異なる。
上の子の先生は8時~16時。
朝、園に送りに行く時は彼女と会えるが、迎えに行く際はほぼ入れ違い。
16:05頃迎えに行った際、彼女はもう帰路について歩いていた。
それくらい勤務時間は徹底している。
申し送りは別の先生から受けるがほほ100%
「No information」
と言われる。裏を返すと、問題なく一日を過ごしていた ということだ。
一方、下の子の担任の先生は8:30~16:30の勤務時間なので
送迎ともに先生と話をすることができるので、直接園の様子を聞くことができる。
そして、日本では当たり前?な「連絡帳」は存在しない。
以前、別の園の見学した時は
「その日の機嫌をスマイルマークで色塗り、排せつの様子を記入するノートがある」
と説明を受けたが、記入 というよりは「マーク」する感じであった。
・先生が怒る、大きな声を出す姿を見たことが皆無
これは親にも言えることなのだが、怒っている(感情的)になっている姿を見たことがない。
本当にない。
もちろん注意はしている。
その時も
「ダメでしょ!」
といった感じではなく
「〇〇、それはよくないことだよ。そんな行為は私(先生)、好きじゃないよ」
と目を見て話す。
毎度毎度、感心する。
ある日、日本の知り合いの同年代の子どもさんが
「そんなことしたら先生に言うで~」
と言っていた。
私も子どもの頃よく言っていた。
恐らくだが、「先生に言うで~」
の効力は、こちらでは無さそうな気がする。

まとめ
園の先生方は髪型、服装、メイクも自由。そして勤務時間はかなり厳格。
日本の園の先生方は「何時間も残業する」と聞く。
かくいう我が家も日本で少しだけ一時保育に預けていた際、
20時すぎに電話がかかってきてびっくりしたことがある。
しかもその内容は、親でもまったく気づいていないレベルの足の指の傷の報告だった。
20時すぎまで残業しておられること、
またその電話の内容もそこまで重要じゃない(同業の方に言わせると、重要な報告らしいが)。
確かにこちらでも、先生から時間外(夜20時頃)にメールが来たり、
日々の様子の写真や動画が共有クラウドで日々アップされるのだが、たいてい時間外。
そういう意味では彼女たちも残業をしている わけではあるが、それらの作業はきっと自宅からだろう。
日本の園の先生方はまず、労働時間内に全てが終了するような
運営体制だったり日々のカリキュラムであってほしい と切に願う。
余裕のある心と体で子供達と楽しく接してほしい。
子どもへの教育体制や方針云々は、その次ではなかろうか。
ほなまたのち~
